リサイクルトナーのメリット・デメリット
リサイクルトナーを使用するうえでのメリット・デメリット
そもそもリサイクルトナーとは?
純正品の使用済みトナーカートリッジを回収し、洗浄・修理・再生した製品です。
カートリッジの仕様は純正品と同様ですので問題ございませんが、空カートリッジの使用期間も
高くなっておりますので、その分、一定確率で不具合が発生することもあります。
リサイクルトナーにはどんなメリットがある?
1.コストパフォーマンスが圧倒的に高い
リサイクルトナーは、純正品、汎用品(ノーブランド品)と比較して、非常に安い価格で購入することができ
ます。当店でも商品によっては定価の約90%OFFで販売しているものもあります。値段が安いことが魅力の
リサイクルトナーですが、不具合発生率は約2~3%と純正品よりも大きいことが一番のネックです。一部の
リサイクルトナーや海外製のものは未だに低い品質のものが流通しています。品質については、各種品質
管理基準の認定製品を選ぶことでリスクを大幅に軽減できます。価格だけで選ばず、各種品質認定基準
(ISO9001、E&Q、STMCなど)を満たし、保証がしっかりしている販売店で購入すれば圧倒的な価格
の安さと安定した品質で非常に高いコストパフォーマンスで運用できます。
2.トナーを再利用するため環境に優しい
リサイクルトナーとは、使用済みの純正カートリッジを回収し、リサイクル工場にて分解・
洗浄・部品交換・トナー充填を行い、再度使用できるようにしたカートリッジです。使用済み
カートリッジの廃プラスチック量は平均で1本約1,600g(注1)になります。これを焼却させた場合、
約4140g(注2)の 二酸化炭素量が排出される計算になります。この量はガソリンに置き換えると
約1.75L(注3)相当。約14本分のトナーカートリッジをリサイクルした場合、東京ー名古屋間の
走行距離である約360km分にあたる計算になります。カートリッジをリユースしリサイクルした
インク・トナーカートリッジは、資源を有効に活用にした地球にやさしい製品です。
カートリッジをリユースしリサイクルしたインク・トナーカートリッジは、資源を有効に活用に
した地球にやさしい製品です。
(注1)弊社にて、リサイクルを対象としたカートリッジの平均重量測定に基づいています。
(注2)【環境庁 温室効果ガス排出量算出方法検討会(H18.8月)】の資料に基づき算出しました。
(注3)【ECC省エネルギーセンター】の資料に基づき算出しました。
3.生産終了になったトナーでも入手できることがある
純正品の使用済みカートリッジを回収し再利用しているため、生産終了になったトナーも入手できる
可能性があります。当店では、メーカーですと29種、商品数は約1,140機種を取り扱っていますので、
生産終了になったトナーや市場では珍しい機種など見つけることができるかもしれません。
リサイクルトナーにはどんなデメリットがある?
1.不具合発生率が 純正品と比較して高い
純正品の不具合率(0.1%以下)と比べ、リサイクル品は2~3%程度の不具合率となっています。
メーカーでも品質改善に日々努めておりますが、使用済みのカートリッジを再生利用することで一定
の割合で発生してしまいます。リサイクルトナーの特性をご理解いただき、不具合時の備えとして
予備品を備えておくなどの対策が必要となってきます。
2.製造業者によって、トナーの質が異なる
日本国内にも「リサイクルトナーを作る会社」は数多くございますが、その品質はピンキリです。
リサイクルトナーは「中身を詰め替える」だけの作業ですが、メーカーによって差が大きく出てきます。
例)・「中身(トナーパウダー)」の品質
・交換しなければいけない消耗パーツの品質
・分解、清掃、組み立ての職人さんの腕
・製造後の検品の丁寧さ
上記の工程で品質に大きな差が出てくるので、信頼できる製造メーカーを選ぶことが重要になってきます。
信頼する製造メーカーを選定するうえで重要なことは、
・STMC 世界最高品質基準
・E&Q認定取得
・品質マネジメントシステムISO9001
・環境マネジメントシステムISO14001 を認証取得しているメーカーを選ぶことです。
マルツエコで取り扱っているリサイクルトナー・リサイクルインクは、上記の認証を取得しております
ので安心してご使用頂くことができます。
3.カラーの色合いが若干異なる場合がある
リサイクルトナーと純正トナーの色合いを比較すると、モノクロ(黒)については、ほぼ同質ですが、カラー
については若干色合いが異なる場合があります。原因は、リサイクルと純正品でトナー(粉)の成分が完全に
同一ではないことによります。カラーの色合いについても、出来る限り純正メーカーの色味に近づけるよう
調整していますので、社内用のオフィス文書や資料作成等でしたら、問題なくご利用いただけると思います。
デザイン・広告など、純正と同じ色の再現性を求める場合は、リサイクルトナーではなく純正トナーを使用
したほうが安心です。
リサイクルトナーのメリット・デメリットまとめ
リサイクルトナー・ドラムの導入において、不具合率の高さが一番のネックになるかと思います。しかし、
これは予備品を備えておくことで、ほとんどの場合は解決できます。リサイクルトナーが原因でプリンタ本体
が故障することはごく稀であり、 トナーカートリッジを交換すれば大抵の場合、不具合は直ります。万が一
プリンタ本体が故障した場合は修理費用は当店で補償させて頂きます。リサイクルトナーのメリット・
デメリットを知り、印刷コストの削減に役立てて頂ければ幸いです。