純正じゃないリサイクルトナーの使用は違法?
プリンタのトナーカートリッジは消耗品なので、規定枚数以上の印刷をすると新しいトナーと交換してあげなければ使うことが出来なくなってしまいます。
通常、新しいトナーを購入する場合はプリンタメーカーが開発・製造している純正トナーカートリッジを購入することになっています。この純正トナーはプリンタの性能を十分発揮できるように設計し、テストを繰り返し合格したものなので品質は保証されています。
しかし価格が非常に高く、使い続けると年間コストが何十万円とバカにできない出費になってしまいます。そんなことから純正トナーの半分以下の価格で販売されているリサイクルトナーを購入して使用する人も多いです。
ただ、リサイクルトナーはプリンタメーカーと無関係の会社が作っているので、違法なのでは?という意見や、実際に裁判になったという噂も聞きます。本当のところリサイクルトナーの使用は違法なのでしょうか?
リサイクルトナーは違法ではない
結論から言うと、リサイクルトナーの使用は違法ではありません。
リサイクルトナーは使用済みになった空の純正トナーカートリッジを再利用し、その中にトナー粉末を補充したものを指します。確かにメーカーからすると自社のカートリッジを再利用してリサイクルトナーを作られるのは嫌がる行為ではありますが、単にメーカーのトナーをそのまま再利用してトナー粉末を補充して販売するだけなら違法にはなりません。
ただし、プリンタメーカーが作った空の純正トナーカートリッジをそのまま再利用するのではなく、トナーカートリッジ自体を他の業者が真似して一から作ったトナーは「模倣トナー」と呼ばれ違法になります。
模倣トナーはあたかもプリンタメーカーが作った純正トナーに見せかけて販売しているので非常に危険です。もしも純正トナーと謳っているのに価格が安い場合は模倣トナーの可能性が高いので十分注意しましょう。